「自分は残すべき財産なんて何もないから、遺言など必要ない」という方もいらっしゃいます。
しかし、遺言というものは何も財産を分け与えるためだけに書くものではありません。
身近にいるご家族・大切な人への思いやこれまでの感謝の気持ちを残しておかれるのも、りっぱな遺言です。 残される人たちに、これまでの感謝の言葉として、また未来への贈る言葉として遺言を残しましょう。
それでも、まだ、遺言など大げさで書きたくないという方は、「エンディングノート」を活用されてはいかがで しょうか。
「エンディングノート」とは、自分に万が一のことが起こった時のために、伝えておきたい様々なことをノート 形式で書きとめておくものです。
このノートには、ご家族や大切な方に対する思い出やメッセージはもちろん、例えば、自分が病気になったとき の延命治療に関する要望や、希望する葬儀の方式にいたるまで、かなり細かい事項まで、書き込むことが出来ます。
最近では、この「エンディングノート」に関する関心が広がり、各種の機関や書店などで販売されていますので 、一度ご覧になられてはいかがでしょうか。